筋トレしてカラダが痛い・・・→怪我しにくくなる体を作るトレーニング法

「ウエイトをあげたら関節が痛い。。」

「腹筋するとき腰が痛い。。」

「なんだ、この痛みは?」

 

 

ジムトレーニングで体を壊した事がある隆敏です。

 

僕は高校生の時、膝の手術をしました。

半月板損傷でです。

 

その原因は、ハードワークとウエイトトレーニングが

原因でした。

 

それから大人になって、

ウエイトトレーニングを始めましたが

「カラダが痛い」

「膝が痛む・・・」

という理由でジムでウエイトトレーニングをやることを控えてから

自重力トレーニングで鍛えています。

 

 

今回は怪我しにくい体になる方法

を教えていこうと思います。

 

 

自重力トレーニングは、関節を保護し、より強いものにします。

 

ジムでのウエイトトレーニングの大きな問題の一つが、

 

関節へのダメージです。

 

関節は、腱、筋膜、靭帯など繊細で柔らかい組織によって支えられています。

 

実は、

これらの組織は、どれだけ重いウエイトを上げても開発されないんです。

 

ウエイトトレーニングをして、傷つきやすいのが、

・手首

・ひじ

・ひざ

・下背部

・股関節

・脊柱

・首

 

などの関節です。

 

特に、肩はボディビルディングの動作によって損傷を受けやすいです。

 

1年以上ウエイトを上げている人で、上記の部位のいずれかで関節痛を発症している人はかなり多いです。

 

ボディビルダーが多いジムに行くと、手首や膝を包帯で巻いていたり、ハイテクベルトで背中を保護していたり、肘の周りを固定用ストラップで固めたりしているリフターを目にすると思います。

 

ロッカールームはメントール軟膏や鎮痛剤のにおいでプンプンしています。

全てが痛みに耐えるためのものなのです。

 

ボディビルダーの隣にいる親友

 

それが関節トラブルです。

 

筋肥大を続けていくと、関節がその負荷や重さに耐えられなくなってしまうのです。そうなるとダメージが決定的になり、痛みとともに生きる人生になってしまいます。

 

ボディビルディングの動作がひどく不自然であることもダメージの原因になります。筋肉をつけることに重点を置くため、普段は行わない動作や角度で極端な重さがあるものを持ち上げるやり方になるからです。

 

その副作用の一つは関節にかかる大きなストレスです。

 

関節が、この恐ろしい体験に繰り返し耐えるよう強いられることです。

 

その結果が、軟部組織損傷であり、腱炎、関節炎、その他もろもろの損害です。

 

関節が炎症を起こし、組織を痛め、石炭化が始まり、弱く硬くなっていきます。

 

ボディビルディングは筋肉をターゲットにするので、当然関節よりも早く筋肉がトレーニングに適用します。

 

なので、関節は置いてきぼりです。関節さんかわいそうです。

 

これは、ボディビルダーが筋肉質になればなるほど、また、ベテランになればなるほど、問題が悪化することを意味しています。

 

 

僕が紹介する自重力トレーニングの動作を、順序通りにステップアップしていけば、関節のトラブルに見舞われることもないです。

 

むしろ逆治療の方向に導いていくと思います。

 

アスリートの関節を生涯に渡って少しずつ強くし、関節にある古傷を治療の方向に導いていくと思います。

 

この有効な効果は2つの理由で生み出されています。

 

①体重しか使わないので、使う抵抗(重量)がリフターより重くならない

 

ボディビルディングで賞賛される、馬鹿げているほどの重さが関節にかかることもないです。

 

当然、関節を痛めるリスクが少なくなります。

 

 

シンプルに言ってしまえば、

僕たちのカラダは、”自分の体重”を移動させることで進化してきました。

 

ダンベルやバーベルなど重い外部荷重を繰り返し持ち上げるために進化してきたのではないです。

 

自重力トレーニングは、その本来のカラダの動きにあった関節の動かし方でトレーニングします。

そのため、関節へのストレスが少なくなります。

 

キネシオロジスト(運動科学者)なら、自重力トレーニングの動作は、ウエイトリフティングよりも本質的なものだと言うでしょう。

 

例えば、プルアップやスクワットで体を引き上げる時は、

最も効果的で自然なアウトプット量になるように、

骨格筋の構造が自動調整されます。

 

ウエイトを上げる時に、この自動調整は起きません。

 

ボディビルダーの場合、ある筋肉に最大限の負荷をかけるため、とても不自然なカラダの動かし方を学ばなければいけません。

 

プルアップは自重力トレーニングが”本質的”な動作であることの良い例となります。

 

サルなどの霊長類の仲間と同じように、僕たち人間も木の枝に手をかけて木を登ってカラダを引き上げてきた過去があります。

 

この解剖学的遺産は人体にまだ残っています。

 

そのため、僕たちのカラダは、迅速かつ安全にプルアップに適応していきます。

 

プルアップに対するボディビルディングの代わりとなるものは、ベントオーバーロウです。

 

人類は、このエクササイズをやるために、進化していません。

 

そのため、このエクササイズをやる多くのリフターの背骨や背中、腰、肩が傷つきやすくなるんです。

 

 

自重力トレーニングでは、関節もまたそう使われるように進化した通りに使われます。

 

その結果、関節も筋肉システムに比例して強くなります。

 

弱まり、消耗するのではなく、時間とともに強くなります。

 

関節組織が自ら再構築し、以前あった張りや痛みがなくなり、その強くなった関節が、将来の損傷を回避してくれるんです。

 

 

隆敏